DXによる事業課題解決に向けたプロセス ~「デザイン思考」と「アジャイル開発」~

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは

ビジネス環境が激しく変化するなか、DXの必要性が高まっています。他社との差別化、新たな価値の創出につながるDXのためには、単なるデジタル化や新しい技術の導入だけではなく、顧客や社会のニーズを中心としたビジネスモデルの変革が必要です。

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効率を高めるためにデジタル技術を導入してもビジネスモデルの変革は起こりません。顧客・ユーザーに選ばれるデジタルサービスは、デジタル技術で実現できるものと顧客・ユーザーが求めるものが重なり合う部分にあります。企業はデジタル技術による顧客・ユーザーへの価値提案を再考する必要があります。

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DX実現のプロセスと手法

単なるデジタル化や新しい技術の導入にとどまらない、製品やサービス、ビジネスモデル変革のためには、
 ・現場の実態可視化により改善・改革ポイントを見出し、クイックな試行錯誤を繰り返すこと
 ・アイデアとものづくりをシームレスにつなぎ、より高い価値の創造をすること
が求められます。

これを実現するために、「デザイン思考」「アジャイル開発」の2つを組み合わせたプロセスを繰り返し行うことにより、インパクトの大きい変革へとつなげていくことができます。

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DXプロジェクト全体像

オージス総研では、「デザイン思考」「アジャイル開発」をベースに、まずは顧客の事業課題に沿って実態把握し、あるべき姿に向けて必要な課題を把握したうえで、価値ある解決策の検討を行います。そのような企画立案フェイズを経て、開発・実装フェイズを進めてまいります。

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DXプロジェクトにおいて現場の現状や本質的な課題・ニーズを明らかにする方法に「行動観察」があります。オージス総研では15年以上前から行動観察に取り組んでおり、商品・サービス開発や販売イベントの活性化など多くのプロジェクトを実施してきました。

行動観察とは、さまざまな"場"において、ヒトがどのような行動をしているかを観察し、事実から導出された本質的な課題や顧客ニーズにアプローチする方法です。現場での無意識の行動や言葉にならない思い、本人・当該企業/部署にとっては当たり前すぎて見過ごされていることを行動観察によって把握するため、DXプロジェクトにおいても、他の調査手法では引き出しにくい潜在的な課題やニーズを導出できます。

→ 行動観察を活用したコンサルティング

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DXリテラシー向上(人材育成研修)

DXのプロジェクトを成功させるには、メンバーのDXリテラシーの向上が不可欠です。DXの企画に必須の「デザイン思考」を中心に、ワーク中心の実践的教育を実施し、プロジェクトの進め方、スキルの基礎教育を支援します。

→ 高付加価値の実現に向けたDX実践基礎講座

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オージス総研のDX支援プロジェクト事例

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  • 輸送船の熟練者作業のAIによる自動化支援 (海運業)
  • 公共移動施設における新規事業アイデア導出支援 (重電製造)
  • 業務ロボットのタスク定義支援 (鉄道事業)
  • 交通インフラ事業における危険予知システム構築 (高速道路事業)
  • 現場作業における安全教育コンテンツのVR化 (高速道路事業)
  • 営業支援ITツールの機能改善・利用促進支援 (エネルギー事業)
  • 運転支援アプリの検証支援 (自動車製造)
  • DXロードマップ策定支援および推進支援 (高速道路事業) ...など

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※この記事に掲載されている内容、および製品仕様、所属情報(会社名・部署名)は公開当時のものです。予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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