デザイン思考と新価値創造
2019.05.17 行動観察リフレーム本部メンバー
デザイン思考(デザインシンキング)とは
デザイン思考とは、プロダクトデザインファームIDEO社から生まれたイノベーション手法の1つです。クリエイティブ、デザイナーの画期的なアイデアや思考法をビジネスシーンに活用し新しいアイデアを生み出す手法として、広く認知されています。
デザイン思考では、5つのステップがあります。これらのステップを重ねて、アイデアを生み出し、具体化し、新価値創造につなげていきます。
Step1 共感(Empathize)
本人も気づいていない本音や、価値観を明らかにする。
Step2 問題定義(Define)
正しく問題設定をして、解決策を生み出す。
Step3 創造(Ideate)
アイデアの幅を可能な限り広げる。
Step4 プロトタイプ(Prototype)
実際につくって試す。
Step5 テスト(Test)
ユーザーからのフィードバック。
「人」起点の新価値創造
デザイン思考の第1ステップ「共感」では、「技術」「ビジネス」ではなく、まず「人」に対してフォーカスしています。
デザイン思考に限らず、ユーザーにとって新たな価値を持つ製品やサービスを考えるためには、「ユーザー本人も気づいていない本音や価値観(インサイト)」を明らかにすることが重要となります。
オージス総研では、「行動観察」「エスノグラフィ」の手法を活用し、ユーザーの生活を体感し、共感します。包括的に情報を収集して、俯瞰・統合することで、新たなインサイトを導きだします。
デザインファームとの連携によるアイディエーション
新価値を創造する上では、インサイトを基にアイデアを生み出し、具体化させていく必要があります。オージス総研では、大手デザインファームと連携することで、プロトタイピングなどアイデアの創出・具体化フェーズも含めた新価値創造の支援が可能です。
新価値創造やイノベーションが必要となる際には、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。
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