第4回 観察を支援する70デザイン項目について知る

2009.11.10 山岡 俊樹 先生

 第二回目の記事でHMI(人間―機械系)の5側面による観察について述べたが、今回はこの5側面も包含したより幅広い観察を可能にする70項目を紹介する。もともと70項目はデザインや製品開発をするときに必要なデザイン項目であるが、人間、モノおよびインタフェースの観察用に流用した項目である。70項目を以下に示す。

(1)ユーザインタフェースデザイン関係(29項目)
(2)ユニバーサルデザイン設計項目(9項目)
(3)感性デザイン項目(9項目)
(4)安全性(PL)項目(6項目)
(5)ロバストデザイン項目(5項目)
(6)メンテナンス(保守性)項目(2項目)
(7)エコロジーデザイン項目(5項目)
(8)その他(HMIの5側面他)(5項目)

 人間、モノおよびインタフェースを上記の視点で観察すれば、70全項目をチェックすることができるので、通常気がつかない問題点や幅広い様々な要求事項を抽出できる。

 例えば、安全性を調べる場合、観察者は危険を生じさせるおそれのところには注意を払って観察するが、重要であるがあまり知られていない安全性項目の「インタロック設計」を知っていると、今まで気がつかなかった問題点や新しい要求事項を抽出することができる。この70項目を詳しく知りたい場合は、拙編著、ヒット商品を生む 観察工学、共立出版を参考にされたい。

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